健康と食品
「食」から始まる健やか生活。(食生活指針)
みなさんは、毎日の食生活を大切にしていますか?毎日、いつ、どこで、だれと、何を食べていますか?食生活のあり方は、私たちの身体の健康、心の健康とたいへん深い関わりがあります。私たちの食生活は畜産物や油脂などをとる割合が増えてきたため栄養のバランスがくずれてきて、がん、糖尿病などの生活習慣病が増えはじめています。また、私たちの身のまわりだけでなく、日本の食料自給率や地球の環境にも大きく影響します。食生活を大事にすることは、私たちの生活の質を高めることにつながります。
それでは、どんな食生活が望ましいのでしょうか。その道しるべとしてまとめられたのが「食生活指針」です。まずは、みなさんの食生活を思い浮かべながら、このページにじっくりと目を通してください。そして、できることから毎日の食事のときにちょっと気をつけてみてください。その小さな積み重ねが、私たちの明日の健康へとつながります。
がんや心臓病でなくなる人が増えてきています。これは食事の内容が変わってきたことが大きな原因です。また、日本の食料自給率は下がってきています。
死亡原因の移りかわり
資料:厚生労働省「人口動態統計」
主な国の食料自給率の移りかわり
資料:農林水産省「食料需給表」
今のおじいちゃん、おばあちゃんが若かったころは、お米が中心の食生活でした。
今ではお米の割合が少なくなり、畜産物や油脂の割合が増えていますね。
そのことには、よい面と悪い面があるのです。
日本人1人1日あたりの食べ物の割合の変化(供給熱量ベース)
資料:農林水産省「食料需給表」